2012年10月29日月曜日

この日のために

さてのんびりとHalf Domeを投げ目ているといつの間にか雲が切れてあたりが明るくなってきました。ValleyやCanyonを囲む大山塊も日差しを受けて輝き始めました。カメラををセットして本気モードで撮影のセッティングを始めます。


実はデジタルカメラを買ったのはこのYosemiteの風景が撮りたかったからなのです。あくまでも気分ですが、ちっちゃなコンパクトデジカメではこの迫力のある風景を受け止められないと思います。それにYosemiteを撮影のモチーフとして生涯に亘って追い続けた偉大な写真家Ansel Adamsへのリスペクトもあり、この風景はどうしても一眼レフで撮りたかったのです。

この日のために大きくて重たいフルサイズのデジタルカメラを選び、ガラスの塊のようなレンズを持って来ました。鉄の三脚(チタンではないんです)にがっちり固定してライブビューで拡大してピントを合わせ、ミラーアップしてケーブルレリーズで撮影します。以下はその映像です。広がりを感じてもらいたいので、通常の4:3ではなく16:9で表示します。画像はJPEGではなく、RAWデータをCS5のCamera Raw ver6で現像してJPEGに変換しています。(あー説明が長かった。すいませんでした。)


雲が切れて光が回って来ました。雲も見たことのないような表情です。


Half DomeとTenaya Canyonです。雲の動きも最高です。


こういう造形の山が存在すること自体が驚きです。この頂上に行くトレッキングコースがあるそうです。アメリカ大統領(セオドア・ルーズベルト)も登っているというのは有名なお話。


North Domeのこのうっすら灰色の岩肌こそYosemiteのカラーです。実際にはほぼ白御影石と同じ組成のようです。ガイドブックや看板にもGraniteの表示が目につきます。


North Domeの下のRoyal Arch(ロイヤル・アーチ)です。岩の裂け目が円弧状になっているからそう呼ばれています。この下はもうYosemite Valleyです。Steve Jobsが結婚式を上げたAhwahnee Hotelもこのすぐ下にあります。


木立の間から見えるHalf Domeも素敵です。


雲の表情が見たことも無いような雰囲気です。飛行機雲とも違うようです。こんな表情の空はもう撮れないかもしれません。

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