4月28日の連休初日はまずは3階のベランダの掃除を始めました。材料の到着が何時かわからないのでやれることから始めます。既存のデッキを撤去して処分したのは1年前。それから仕事が忙しくて何もできませんでした。
11時頃、配送会社の混載便で材料が届きました。何時に来るか指定できない、必ず荷降ろしの手伝いが必要、ということで最近の配送会社の立場の強さがよくわかります。
運転手さんと一緒に荷降ろしをしましたが、材料の重さにびっくり。何よりも運転手さんがこれは「何の木ですか?異常に重いですね!」とびっくりしていました。
今回デッキを作る材料は南米産のマニルカラというハードウッドです。耐久性があって色合いが好みだったので選びました。とにかく重くて比重は1.06、ウリンは1.04、イペは1.12なのでウリンより重くイペより少し軽いくらいです。30X120X2700でデッキ材が1枚10kg、3枚梱包で30kg、運ぶだけで一苦労でした。
ハードウッドは人力の鋸で切るのは不可能なので、今回の工事のためについに丸鋸を購入しました。マキタのホームユース製品です。デッキ工事に続き、庭のフェンスの補修などの工事があるので思い切って購入しました。
実は丸鋸は何となく怖そうな道具で使うのをためらっていたのですがデッキのためなら仕方がありません。取扱説明書の安全関連の部分を何度も読んで恐る恐る切断に挑戦です。マニルカラは丸鋸でも切断が容易ではないと脅かすようなネットの記事がありましたが、とても簡単に切断できました。小口を見てびっくり、材木とは思えません。
夕方までかかって大引を切って、デッキ材を半分くらい切りました。本当はデッキ材も全部切るつもりだったのですが、デッキ材の幅を実測してみると製品寸法よりもやや大きく急遽割付を設計しなおしていて時間が取られてしまいました。
4月29日、施工2日目です。昨日と同様に材料の切り出しを行います。電動丸鋸は便利で作業が捗るのですが、終わった後の掃除が一苦労です。今朝もセッティングして材料を寸法取りから始めました。
奥さんにも手伝ってもらいました。レベル調整のためのゴムシートを所定の寸法にカットしてくれています。
結局全ての材料の切り出しを終えたのが午後2時過ぎ、それから小口をサンドペーパーで仕上げて3階のベランダに面した部屋に運び上げました。これが一番たいへんでした。全ての材料は2.5m以上の長さで重さは10~15kg、大引とデッキ床材で1階と3階を22往復、ハードなウェイトトレーニングでした。力尽きてこの日は終了です。
5月3日、デッキ施工3日目。大引の下面にレベル調整用の端材をネジ止めしていきます。こんな簡単な作業でも木が異常に硬いので端材と大引にそれぞれ下穴を開けてからネジで止めていきます。いちいち手間がかかります。
ベランダに墨出しして大引を並べていきます。マニルカラは反りが出ることもあるそうですが、今回届いた材料は大きな反りもなく概ね順調に大引の配置ができました。
ベランダはXY方向に水勾配があるので大引の下に設置した端材とその下に敷くゴムシートで水平レベルを調整していきます。デッキ用の調整束も売っているのですがたくさん使うと費用がかなりかかってしまうのでシンプルな方法にしました。今回はデッキ施工用にデジタルの水準器とノギスを購入しましたがどれも大活躍です。結局道具の良し悪しで作業の効率と出来映えが大きく変わることを実感しました。
全ての大引のレベルを調整し終わりました。長い時間がかかると覚悟していたのですが、外周の水平レベルを決めてしまえば、内部のレベル調整は割と簡単でした。
ようやくデッキ材の設置に取り掛かりました。ここからがデッキ工事の一番の楽しみです。ハードウッドは硬いので普通の電気ドリルでは穴を開けてネジを揉むことができません。今回のためにインパクトドライバを買い、皿穴加工のできるドリルビッドも用意しました。インパクトドライバはネットで調べると売れ筋はワイヤレスの充電式とありますが、高出力の充電池と充電器でそれだけで1~2万円高くなります。コード式のもので充分です。これでもパワーがありすぎてドリルのビッドが1本折れてしまいました。
木くずの清掃や後片付け、工具の掃除もあるので5時半過ぎに作業は終了。明日朝からデッキ床材の設置を続ける予定です。何とか明日中に完成できればと思います。
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