掃除をする前のベンチは油分が抜けてドロの汚れで情けない状態です。これが手入れをしてあげると本当にいい感じになります。ホームセンターの閉店セールで買ってきましたがイギリス製のチークのベンチで本物の雰囲気があります。
いつものように高圧洗浄で汚れを落としていきます。快感に感じるほど汚れと塗料がきれいに除去できます。
濡れている状態ですがすっかり元の風合いになりました。直線基調のシンプルな造形ですがいつ見ても本当に魅力的なフォルムです。
本当ならば翌日には塗装に取り掛かりたいところでしたが、雨が降ったり他の作業があったりして塗装に取り掛かったのは5日後になってしまいました。これもいつものように天然由来成分のワトコオイルを使います。
塗装をかける前の状態です。いい感じに乾いてくれています。汚れは取れましたが油分が不足していて白っぽい感じです。
最初は底面から塗装していきます。直射日光や雨があまり当たらないので塗装の状態はかなり良好です。
もとに戻して上面を塗装していきます。塗装というよりは木部にオイルを染み込ませていく感じです。乾ききっているようでどんどんオイルを吸っていきます。表面にうっすらオイルが残るくらいまでたっぷり塗ります。
塗装が終わって半乾きの状態でウェスで塗装を拭き取っていきます。このタイプのオイルでは標準的なウェットフィニッシュです。
塗装とウェットフィニッシュが終わっていい感じに落ち着いた雰囲気になりました。亜麻仁油等の天然油の香ばしい香りが庭に漂っています。この香りは春の庭の香りです。今年は真夏の木陰の香りになりました。一日乾かせばもう座っても大丈夫です。来年は春の連休に手入れしたいですね。
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