自宅前の道路は通勤や仕事の車の抜け道になっていて朝晩はかなり交通量が多くなります。車の通行が落ち着いた9時から工事が始まりました。
前面道路は当然ですが警察に届出をして通行止めになります。交通誘導員の人も2名やってきてチームワークよく交通整理をしてくれています。
作業車両が3台並びカラーコーン等で通路を区画していきます。工事中に車両は通れませんが歩行者や自転車、バイクは歩道を通れるようになっています。
車庫にも掘削するのでコンパネなどで養生しています。インターロッキングを仮撤去した範囲はこれで充分ですと言われて一安心です。
道路掘削の範囲を墨出しして舗装を切断する準備をしています。巨大なカッターです。補給しているのは水で散水しながら舗装を切断していきます。
歩道を切り始めるとどんどん進んでいきます。10分もかからずに矩形状の範囲の四辺が切断されました。
可愛らしい小型の掘削機(ユンボ)の登場です。慣れた職人さんの手にかかると本当に狭い範囲でロボットのように器用に動きます。
車庫の床を掘削していきます。バケットが小さいので狭い範囲もどんどん掘削していきます。小は大を兼ねるという感じです。
道路のアスファルト舗装も簡単に剥がしていきます。アスファルトは直下の砕石が一部付いていますが厚さは15cmほどです。さすがに可愛いユンボでこれだけの大きな破片はきびしいようで慎重に持ち上げてトラックに積み込みました。
アスファルト下の道路もどんどん掘削していきます。道路の反対側にガス管が見えています。歩道部分は歩行者や自転車のために敢えて残しています。
ガス管への接続は専用の樹脂製の接続部材の導線に電流を流して押し当てた樹脂製の道路本管との接続面を溶解させて密着させます。こういう技術があるのですね。間違いなく特許だと思います。道路本管のガスを止めずに分岐管を設置できるというのはすごい技術かと思います。
道路本管に接続器具を設置後、敷地内へ送るガス管を接続します。以前はガス管は鉄管だったそうですが、腐食による耐用年数が決まっていて定期的な交換工事が必要でした。最近は合成樹脂のガス管で地中であれば半永久的な耐久性があり、地震や道路振動などにも伸縮して対応できるそうです。地味なインフラにも様々な技術が使われていることがわかります。
ガス管が無事に分岐できて車庫の床に引き込まれました。掘削部分には砕石が充填されてランマーで転圧していきます。
車庫の床のガス管が入っている部分は砕石で埋戻しして道路と同様に転圧します。ここまで作業してちょうど午前中の作業は終了のようです。
午後は早々にアスファルトが搬入されて埋め戻しの上層部分に敷設されていきます。量が少ないのでそれほど熱気は感じません。
ガス管の埋設を指示するマークを表示し、ダイヤマーク(前方に横断歩道があるとの表示)も復元します。これは仮復旧で3~4ヶ月で路盤が自然沈下して落ち着いたあとで本復旧の舗装工事を行うそうです。
2時過ぎには工事はすべて終了して撤収となりました。約5時間ほどで作業が終了です。こういう作業の手際の良さは日本の技術力の高さかとおもいます。職人さんも親方を始め丁寧な仕事で安心して見ていることが出来ました。想定外の埋設管もなく、職人さんや通行する人の怪我もなく無事に作業が済みました。みなさんお疲れ様でした。
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