正式な名称は「陸軍司令部台北辦事處」です。歴史を感じさせる建築です。日本統治時代に作られ、設計は台湾総統府も設計した森山松之助だそうです。日本当時の時代は台湾総督の私邸として使われていました。
前の画像のように応接間などは欧米の住宅風ですが、半分はご覧のように和式の住宅として設計されています。台湾に来てもやっぱり普段は和式に暮らしたいという当時の雰囲気が窺われます。
玄関は堂々とした作りになっていて台湾総督という格式(というか偉そうな感じ)を創り出しています。こんなところで威張ってどうするんだという感じです。
陸軍司令部の看板が金色でこちらも権威を感じさせます。軍や統治者は結局、こういうものを好むということですね。
洋館部分の内部は西欧式のデザインになっています。現在はパーティーや結婚式のなどのイベントに貸し出しているそうです。
最近になって増築された巨大なサンルームです。サンルームに続く庭園でもパーティーが開かれます。この日はガーデンウェディングが行われていました。
今回の調査を手伝ってもらったKathyさんにこの写真展を教えてもらいました。写真を撮ったアマチュアカメラマンはKathyさんのお姉さん(左端)のご主人だそうです。Kathyさんとお姉さんと食事をして、最後にこの施設を運営している会社の社長さん(Kathyさんのお姉さんの大学同級生)が来てくれて色々建物について説明してくれました。日本人だけではなかなか行けないところでした。ご紹介いただきありがとうございました。
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