2020年5月10日日曜日

修復了花園的金魚泳池蓋

庭の木製フェンスの修理が終わってほっと一息というところですが、後回しにしていた庭のメンテナンス作業がたくさんあり、一つづつ片付けています。最初は庭の金魚の瓶の蓋の修理です。大きな瓶に金魚さんがもう10年以上住んでいます。本当は瓶のままで置いておきたいのですが、近所の猫さんがいたずらをして過去に何匹かの金魚が犠牲になってしまったので、猫さんよけのカバーというか蓋を設置しています。


庭のフェンスが終わった5月5日です。新緑の気持ちのいい朝です。木製フェンスが無事に完成したので庭に出てもにこにこです。


金魚の瓶の蓋です。今となってはいつ造ったのか記憶にないのですがおそらく2005年頃です。その後2012年に一度修理しています。細い木材の桟で格子を作って裏面にステンレスの網を設置しています。桟が経年劣化でぼろぼろになり何本かは失われています。


金魚さんも10年以上暮らしています。毎朝欠かさずご飯を上げるので、朝になると水面に上がってきて餌のおねだりです。明らかに習慣として身についているようです。


実はホームセンターに行った時に修理用の桟の木材を探しているのですが、最近ではこのサイズ(18mm角)の木材がなかなかありません。困っていたら奥さんが以前の端材のストックを出してきてくれました。
以前ならば長い材がないと修理は難しかったのですが、レンガ造物置や木製フェンスの修理で短い材を継いで使う技術があるので、この端材を使うことにしました。


切断面が平滑になっている必要があるので寸法調整を兼ねて丸鋸で再度切断して木口を整えます。


さいわい2ヶ所継げば桟材として使えそうです。大きな荷重を支える必要もないので楽勝です。


エポキシ瞬間接着剤で継いで両端からプレストレスを与えて座屈しないように上からも荷重を加えます。外気温が20度以上なので1時間で実用強度になりますが、念の為3時間養生します。


3時間養生して1本の桟として使える材料が5本できました。料理番組みたいです。


既存の蓋を分解していきます。ステンレスの網を止める釘が錆びてぼろぼろになっています。


最初は部分的に傷んだ桟を取り替えればいいと思っていましたが、結局全部分解して一から組み立て直すことになりました。


夕方になって奥さんがお茶と羊羹を持ってきてくれました。アフタヌーンティーで一休みです。


この日は横散を取り付けたところで小雨が降ってきたので作業終了となりました。ステンレスの網を置いてその上にこの蓋を置いておけばこのままでも充分に猫さんのいたずら防止になります。


5月6日以降は天候がすぐれなかったりテレワークで作業ができずに5月9日になりました。最初の桟の直角方向に桟を取り付けます。


新しい桟は下段に多く取り付けました。外見があまり変わらないように少しだけ配慮しました。


桟と桟を固定するために交錯する箇所も何ヶ所かビス止めします。前回の蓋はほとんどの接合箇所をステンレス釘で固定していましたが、釘は経年で木材が痩せてくると確実に緩んで抜けてきます。古来の日本建築が釘を使わなかった理由がよくわかりました。今回は長めで細めのステンレスコーススレッドを使ったので前回よりは緩みにくいと思います。


ステンレスの金網を固定します。前回は又釘を使用しましたが鉄製だったのですっかり錆びて撤去するのがとても大変でした。色々探したのですがステンレス製の又釘が売ってっていなかったので、ステンレスのスクリュー釘を打って曲げて固定しました。


完成して金魚の瓶の上に置いていつも通り抑えの石を載せました。無粋ですが金魚さんと猫さんの両方に我慢してもらいます。来週は夏日になりそうなので、この上に簾を掛けて日差しを遮ります。

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