2020年4月26日日曜日

修理我花園裡的木柵欄_第二十七天和第二十九天

庭のフェンスの修理作業は、部材の補修が終わって庭の既存部分への再度の取り付けが始まりました。考えてみるとアンティークの車でも家具でも建築でも、まずは古い傷んだ部品を慎重に取り外して、補修か交換かを検討し、部品を修繕するか新たに作って再び組み立てるという点で今回はまさにそういうプロセスを踏んでいると思います。


4月19日(第27日目)です。庭の南側の県立与野高校の桜も散って新緑が眩しい季節です。既存のアルミ柱へ木製部材の取り付けが着々と進んでいます。


パーゴラの上部はシラカシの大きな枝があってトレリスを上に抜いて取り外すことが出来ません。仕方がないので移動できる上部端部まで移動させて仮止めします。


柱の下横枠がある部分は腐朽菌で大きく損傷しています。アルミ柱に取り付いたままの木製部材を損傷部分だけ切除します。


慎重にノコギリでアルミの柱は傷つけず損傷した木部の部材だけ切断しました。既存の残った柱枠部材の下端はタッチアップで塗装します。


4月25日(第28日目)です。新緑でハナミズキが満開です。今日は朝から柱への木製部材の取り付けの残りです。


3分割した柱への取付部材を墨出しして柱への取付位置にドリルで穿孔し、下横枠部材を設置する高さにマスキングテープを貼ります。


最初は鉛筆(シャープペン)で墨出ししていましたが塗装面も濃くて鉛筆の線がよくわからず途中からマスキングテープの上端で下横枠部材の設置高さがわかるようにしました。


柱の間にステンレスのL型ブラケットを取り付けた下横枠を取り付けていきます。DIYをやったことがある人ならば、この作業の面倒なことがわかると思います。作業する端部とは別の端部を仮止めしなければ作業が進みません。今回はレンガと端材で応急的なサポートにしています。


Fクランプで止めて見る方法も試してみました。こちらの方が玄人っぽいのですが、実は上記の簡易的なサポートの方がずっと作業がしやすく、何回か試してサポートですることにしました。Fクランプは使い勝手はいいのですが一々締め付けて固定するのが意外に手間です。


トレリスのパネルを取り付けるアルミ柱への両面、下横枠など半分以上を設置したところで作業終了です。


実は下横枠の長さが長すぎるスパンがあって急遽、微妙に下横枠をカットすることになりました。切断面の防腐処理で奥さんが塗装をしてくれています。


4月26日(第29日目)です。取り付け前の様々な部材が補修と塗装を完了して庭に面した和室に保管されています。部材の取り付けが始まって和室に保管している材料もずいぶん少なくなってきました。


トレリスは北側の道路に面したガレージの中に保管してあります。車を一時的に外に出して、トレリスを庭に運びます。ようやく車庫が広く使えるようになりました。


最初は簡単そうな低いトレリスを南側の高校のグラウンド沿いの柱の間に嵌め込んでいきます。作業を始めたらいきなり問題発生です。柱の間隔が狭くてトレリスが入りません。原因は不明なのですが、とにかくこのままでは入らないので端部を切断します。


スムーズに入るトレリスもあります。3枚を設置したところです。庭が以前のような雰囲気になってきて嬉しいです。


更に問題が発生です。トレリスの端部のカットの際に寸法を勘違いして短く切りすぎてしまいました。以前であれば諦めるしかないのですが、昨年のレンガ造物置工事から木材の切断ミスでもエポキシ系瞬間接着剤で補修できるようになりました。端材を所定寸法に切り出してフェンスの小口に瞬間接着剤で固定します。今日のような初夏の陽気あれば30分で初期強度が出来ますが念のために補修や塗装は水曜日以降にしました。


補修をしないでカットしたトレリスは奥さんが小口を塗装してくれます。今日は汗ばむような陽気なので塗装もすぐに乾きます。


西側のH2.2mのフェンスも無事のトレリスをはめ込むことが出来ました。高いトレリスは補修や寸法調整せずにはめ込むことが出来て一安心でした。次回は4月29日に作業する予定です。

2020年4月25日土曜日

修理我花園裡的木柵欄_第二十四天和第二十六天

更新が随分空いてしまいましたが、週末は庭のフェンスの工事が中心です。3月末は日本建築学会大会学術講演会への論文の応募があったり、ようやく時間ができると今度は季節外れの大雪!などでなかなか工事が捗りません。春の新芽が出る前に工事を終わらせるという目標が達成困難になったのでとにかく着実に工事を進めています。


4月4日(第24日目)です。前回まででR形状の上枠の補修と下地処理が終了したのでようやく塗装することが出来ました。特に上面は日射も降雨も直接当たるので入念に塗装します。


トレリスの下枠には排水のための穴を開けて、穴の内周面を補修塗装します。長い柱のカバー部材も既存のビス穴などをパテで埋めてサンダーで削って補修塗装します。


柱の頂部の化粧台座も割れているものは傷んでいる部分を取り除いて接着剤で固定し、乾いて接着できたら接合部をサンダー掛けして塗装します。


4月11日(第25日目)です。柱頂部の台座とその上の球状の飾りは傷んで欠損している部分を取り除いてパテで補修します。今回はセメダインの木工用補修パテを15本以上使用したと思います。パテの盛り付けも上手になりました。


台座の底面や天端は平坦なので電動サンダーで削って研磨します。木が柔らかいので削りすぎないように注意します。


球は電動サンダーでは研磨できないので手作業でペーパーがけで仕上げます。最初は80番のペーパーでざっくり形を整えて次に240番で仕上げます。


私が別の部材の加工をしている間に、奥さんが塗装してくれます。刷毛で塗るというよりもたらいに入れた塗料のお風呂に浸けるという感じです。いわゆるドブ漬けで乾くのに時間がかかりますが、しっかりした厚い塗膜が出来上がります。


塗装した台座や球状の装飾部材をくっつかないように棒材の上に並べて乾燥させます。まだ塗膜が薄い部分もあるのでもう一度塗装します。


4月12日(第26日目)です。柱頂部の台座と球状の装飾部材の補修と塗装が終了したので、いよいよ補修したり新たに加工した木製部材を組み付けていきます。折り返し点を過ぎて工事も後半に入ってきました。


部材の表面に垂直に孔を開けるために簡単な工具を購入しました。中央の円柱部分の穴にドリルのビッドを挿入して木材を穴を開けます。単純な原理ですがそれなりに垂直な孔を開けることが出来ます。


アルミの柱に塗装した木製の化粧部材を取り付けます。これが想像とは全く別の難工事でした。木材の化粧材を貫通してアルミの型材の柱にタッピングビスをねじ込みますが、一旦アルミにビスが食い込むとインパクトドライバーのトルクが大きすぎてネジがくびれ切れてしまいます。インパクトドライバーはクラッチの調整ができません。色々な方法を試してみて、結局以前使われていたビスの方が鋼材で強度があるので、これを使って下穴にネジを切ってから新たに購入したステンレスのタッピングビスをねじ込むことにしました。しかもクラッチが来れるまでインパクトドライバーで回し込むと破断の危険性があるので最後は手回しでネジを締めることにしました。将来的に外して修理ができるように細心の注意をはらいます。


今回はアルミの柱に取り付ける部材を3つに分けています。上部は柱の化粧カバーで柱に取り付いていれば充分で、これは既存のフェンス部材を補修して流用しています。中間部分は下横枠を受ける部分で、この部分が以前はほとんどが腐朽菌によって欠損・損傷していました。今回はこの部分を耐久性の高い檜の新たな材料としています。万が一この部分が以前と同じように損傷した場合はこの部分だけ取り替えることができるように小さな部材にしています。その下は化粧部材なので既存材料を切って使っています。各部材の間は5mm程度の隙間を開けています。腐朽菌の繁殖を抑えるように通気が取れるように隙間を開けています。雨掛りはありますが、換気・通気を優先しました。今回の補修のポイントともいうべき部分です。うまく機能してくれることを願うばかりです。


下横枠部材です。既存の取付金具は使い勝手が悪く損傷しているものも多かったので、今回はステンレスのブラケットで固定することにします。


正確な位置に垂直に穿孔するにはやはりこういった作業台と工具が必要です。作業の効率も上がります。


下横枠が取り付いた状態です。レベルを調整してきちんと取り付けるのがかなり難しいですが何とか工夫して設置しました。この調子でアルミの柱に柱に沿わせる縦材と下横枠を順次取り付けていきます。